艶と秋山

イントロダクション

長篠合戦450年記念映画『長篠』
武田軍と織田・徳川連合軍が争った「長篠合戦」。
国力で劣る武田勝頼は、信長・家康の首級を狙い、全軍をもって長時間の突撃を敢行します。しかしその悲願は果たされず、信玄恩顧の名だたる重臣たちが相次いで討死。勝頼は辛うじて落ち延びるも、この敗戦はやがて武田家衰亡への大きな転機となりました。
本作は、その決戦前夜を描く物語です。
本来は決戦に否定的であった武田家の重臣たちが、いかにして覚悟を固め、それぞれの信念と矜持を胸に、自らの戦い方を模索していったのか――。“戦国最強”と称された男たちの葛藤と決意に迫ります。
長篠合戦450年という節目の年に、激動の時代を生きた武将たちの想いを現代に蘇らせるとともに、長篠合戦、そして岩村霧ヶ城で討死した数千の諸士への追悼と鎮魂の祈りを込めて製作いたしました。
歴史の転換点に立った男たちの覚悟を、ぜひ劇場でご体感ください。

あらすじ

天正3年(1575)5月――。
長篠の戦いにおいて、武田軍は三倍の兵力を擁する織田・徳川連合軍の前に、壊滅的な敗北を喫する。撤退という道も残されていたはずの彼らは、なぜ無謀ともいえる決戦へと突き進んだのか――。

長篠城を包囲する武田陣営に、織田信長自らが大軍を率いて来援するとの急報が届く。陣中は騒然となり、武田勝頼とその佞臣ら主戦派、そして信玄の恩顧を受けた宿老たちによる慎重派は鋭く対立。

信長・家康との雌雄を決する覚悟を固めていた勝頼は、武田家の象徴たる「御旗」「楯無」に決戦を誓う。もはや、後には引けない。

この決断に反発した重臣たちは密かに結集し、いかにして合戦を回避するかを巡って軍議を重ねる。武田家を守るために戦を避けるのか、それとも武門の誇りを貫くのか。揺れる思惑のなか、陣中に現れたのは、美濃岩村城代・秋山虎繁と、その妻であり信長の叔母でもあるお艶の方だった。二人は、ある“秘策”を携えていた。

やがて同年、信長の命により命を奪われる秋山虎繁。そして、お艶の方。

本作は、二人の視点から物語を紡ぎながら、不戦を唱えていたはずの重臣たちが、なぜあえて“負け戦”を選んだのか、その真相に迫る。

それは敗北の物語ではない。

誇りと覚悟を胸に、歴史の奔流へ身を投じた男たちの選択の物語である。

相関図

※PC版のみ、キャスト画像をクリックすると詳細解説へジャンプします。

お艶の方 秋山虎繁 織田信長 織田掃部 武田勝頼 跡部 長坂 摂津 望月信永 武藤喜兵衛 馬場 内藤 山県 小山田 真田 原 土屋      野党頭
長篠相関図

キャスト

お艶(つや)の方(信長の叔母)

楊原京子

Yanagihara Kyoko

お艶の方

お艶の方

尾張出身。織田信定の娘で、信長と年齢の近い叔母。また勝頼夫人(信長養女・武田信勝の母)の実父方の義理の叔母。日比野清実妻、織田家臣妻、遠山景任の妻、その後、秋山虎繁率いる武田氏の軍勢が岩村城を取り囲み、虎繁から「自分と婚姻すれば、岩村城に籠る者達を助命する」という条件を突きつけられる。当時、織田氏が緒戦で忙しく救援が出来なかったため、その条件を受け入れて岩村城を開城、虎繁と婚姻し武田氏の軍門に下った。前夫の遠山景任が死去後、虎繁と再婚するまでの間は、実質的に岩村城主となっていた。長篠合戦後、岩村開城に際して、夫・秋山虎繁と共に岐阜へ連行される。

Profile

16歳でMBS昼帯ドラマ『命かけて』で主演デビュー。 2005年公開の映画『パッチギ』でメインキャストの「桃子」役で脚光を浴びる。テレビではNHK『全力疾走』にレギュラー出演。KTV『ミナミの帝王』では主人公の母親役を熱演。CX『世にも奇妙な物語21秋の特別編』では森七菜の母親役を好演。舞台は2015『アイバノ★シナリオ』主演。2017『自慢の男』主演。2023『いじけた神様』で主演を務めている。現在はアズーリFM『楊原京子のこれや〜めた』でMCパーソナリティを務めている。

秋山虎繁(あきやま とらしげ)(信友)

金児憲史

Kaneko Norihito

秋山虎繁

譜代家老衆。350騎の将。武田二十四将の一人。信濃伊奈郡代、大嶋城代、飯田城代、美濃岩村城代。受領名・伯耆守。諱はかつて「信友」等といわれたが、虎繁が正しいことが実証された。織田掃部の肝煎りで、岩村城前城主遠山景任の未亡人のお艶の方と婚姻。北三河にも出征。美濃斎藤(道三)氏・織田氏との外交を担当した。長篠合戦の半年後、岩村城を開城。岐阜の長良川畔で逆さ磔にかけられる。

Profile

2000年に石原プロの「新人発掘オーディション〜21世紀の石原裕次郎を探せ!〜」で52、000人もの中から選ばれた。特技は乗馬、殺陣、居合3段など。テレビ朝日『風林火山』(2006年)では高坂弾正役、NHK大河ドラマ『八重の桜』『光る君へ』等に出演し『功名が辻』では加藤清正役を演じた。また『男たちの大和』(佐藤純彌監督)など数多くの映画、ドラマに出演している。最近では『キングダム 大将軍の帰還』(佐藤信介監督)で魏加役、2026年2月15日よりWOWOWにて放送の連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』(若松節朗監督)全7話に出演、主人公 宋江(織田裕二)の右腕として魯智深役を演じる。

織田信長(おだ のぶなが)

池田 良

Ikeda Ryo

信長

織田信長

尾張出身の天下人。『信長公記』によれば、若年時は奇矯な行動が多く、周囲から「大うつけ」と呼ばれたという。天下統一の途上、第二次信長包囲網が敷かれて苦境に立たされるが、武田信玄が病没したことで窮地を脱し、浅井、朝倉などを滅ぼし、包囲網を瓦解させた。同盟者徳川家康の領土三河への侵攻を繰り返していた勝頼に対し長篠で一大決戦に臨み、大量の鉄炮を使用して圧勝した。これにより武田家は衰亡する。

Profile

慶應義塾大学法学部法律学科卒業。特技は英会話。プライスウォーターハウスクーパースに入社し、ビジネスコンサルタントとしてアメリカで勤務したのちに、27歳で俳優に転向したという異色の経歴を持つ。主な出演作品は、『雪子 a・k・a・』『ありきたりな言葉じゃなくて』『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』など。

武田勝頼(たけだ かつより)

小堀 正博

Kobori Masahiro

武田勝頼

武田信玄の四男。母は信玄が滅ぼした諏方頼重の娘で、信濃諏方家を継承する。信玄の嫡男・義信の廃嫡により後嗣とされた。しかし、家督は認められず、息子・武王(信勝)の「陣代」とされた。佞臣・跡部勝資・長坂釣閑斎を重用し、その助言に従い家督を継承。信玄時代の家老衆と軋轢が生じる。長篠合戦において織田・徳川家に完膚なきまでに敗れたことを契機に領国の動揺を招く。天正6年(1578)、上杉謙信が急死すると御館の乱が勃発。当初、北条氏との同盟から景虎を支援するも、景勝の肩も持つようになり、翌年に景虎が滅び同盟が破綻。その三年後、親類衆の木曽義昌と穴山梅雪(信君)が離反。織田・徳川・北条連合軍により甲州征伐を受け、居城・新府城を捨てて岩殿城に向かうも、小山田信茂の離反を受け、嫡男・信勝とともに天目山麓で討死し、甲斐武田氏は滅亡した。

Profile

2006年、映画『かぞくのひけつ』で俳優デビュー。前作『信虎』にも出演。近年の主な出演作は映画『事実無根』『多十郎殉愛記』、ドラマ『舞いあがれ!』『ながたんと青と』など。2024年春、ギラン・バレー症候群に罹患。今は克服し、NHK夜ドラ『バニラな毎日』で俳優活動に復帰した。時代劇では今作が復帰作となる。

武藤喜兵衛(むとう きへえ)(真田昌幸)

一色 洋平

Isshiki Yohei

武藤喜兵衛

真田幸綱(幸隆)の三男。土屋昌続(金丸平八郎)、曽根内匠(与一)、三枝勘解由などとともに信玄の奥近習の一人。曽根と共に、信玄より「我が両眼の如き者ども」と言われた。真田氏の家督承継の可能性は低かったため甲斐武藤氏の養子となった。長篠合戦のあと真田姓に戻って家督を継ぐ。武田家滅亡後、一時は北条・上杉・徳川の大勢力を向こうに回して自立。徳川軍を上田合戦で破ったこともあり、豊臣秀吉より「表裏比興の者」(老獪な食わせ者)と呼ばれた。関ヶ原の戦いで西軍についたために改易された。あの有名な真田信繁(幸村)の父である。

Profile

1991年神奈川県生まれ。早稲田大学演劇研究会をへて、舞台を中心にテレビドラマ、映画など幅広く活躍。主な出演作品は、【舞台】『鋼の錬金術師』シリーズ主演、『キオスク』主演、『くるみ割り人形外伝』、音楽劇『愛と正義』主演、【映画】『ゆとりですがなにか インターナショナル』【ドラマ】『ペペロンチーノ』など。

望月信永(もちづき のぶなが)(武田信繁の子)

SHIGETORA

SHIGETORA

望月2

望月信永

甲斐武田氏の家臣で御親類衆。武田典厩信繁の三男で、信玄の甥に当たる。典厩信豊の弟。信濃の名族望月氏を継ぐ。妻は望月信雅の娘と武田勝頼の娘と伝わる。60騎の将。長篠で討死したというが、愛知県北設楽郡の東栄町と豊根村の境にある御園峠は望月峠とも呼ばれ、長篠合戦に敗れた武田家臣・望月右近大夫がこの地で落ち武者狩りにあって自刃したという伝承があり、信永同人ともいわれる。

Profile

2022年、劇団鹿殺しのオーディションに合格し、翌年3月の舞台「ダリとガラ」の天才のサルバドール・ダリ役で俳優デビュー。年間300本は観るほどの映画好きで、鈴木清順監督の大正浪漫三部作やウォン・カーウァイ、ジム・ジャームッシュなどの作品に感銘を受ける。主な出演作品は、『ギフテッド‐Season1‐』『泥濘の食卓』『GTOリバイバル』など。

馬場信春(ばば のぶはる)

風吹 銀次郎

Fubuki Ginjiro

馬場

馬場信春

武田四名臣の一人。120騎の将。家老衆の筆頭。武田3代に仕えた40数年の間、70回を越える戦闘に参加したが、長篠合戦までかすり傷一つ負わなかったという。このため、現代において「不死身の鬼美濃」と評されている。長篠合戦で討死。

Profile

特技は、スポーツ全般、占い師、柔道2段、剣道2級。主な出演作品、テレビは『早熟半熟なまたまご』(ABC)レギュラー、『あさが来た』 (NHK)ほか多数。映画は『必殺仕事人―裏か表か』(松竹)、『利休』、『無限の住人』ほか。

内藤昌秀(ないとう まさひで)

萩田 博之

Hagita Hiroyuki

内藤

内藤昌秀

武田四名臣の一人。200騎の将。家老衆の次席。武略に長け、武田信繁と共に武田の副将格として評された。『甲陽軍鑑』にも、山県昌景が昌秀のことを「古典厩信繁、内藤昌豊(昌秀)こそは、毎事相整う真の副将なり」と評したと記されている。長篠合戦で討死。

Profile

特技は、野球など球技全般、バイク、ガンアクション、殺陣などで肉体派俳優である。主な出演作品は、『スーパー歌舞伎・ヤマトタケル』『ムーンライトダイナー』など。ヘブンズベル』(神威杏次監督)2026年公開予定。

山県昌景(やまがた まさかげ)

大岩 主弥

Ooiwa Kazuya

山県

山県昌景

武田四名臣の一人。300騎の将。駿河江尻城代。通称三郎兵衛尉。飯富虎昌の弟(甥とも)。信玄が馬場信春とともに後事を託したといわれるほど信頼が厚かった。身長は130㎝から140㎝と小柄で体重も軽く、兎唇の醜男だったと言われている。長篠合戦で討死。『長篠合戦図屏風』に、戦死した昌景の首級を家臣の志村又左衛門が敵に奪われない様持ち去る描写がある。

Profile

岡山県出身。元ジャパンアクションエンタープライズ所属のアクション俳優。俳優活動と後進育成活動に尽力する中、クリエイターとしての活動も増え、YouTubeドラマ『Guardian of TOON〜東温の守り人』で監督、岡山でのアクションステージ『鬼の棲処』で総合演出を務める。主な出演作品は、YouTube連続ドラマ『OBLIGATE』、映画『新居浜ひかり物語 青いライオン』『カオルの葬式』『COFFEE BREAK』など。

小山田信茂(おやまだ のぶしげ)

佐藤 俊作

Sato Shunsaku

小山田

小山田信茂

甲斐武田氏の家臣で譜代家老衆。武田二十四将の一人。250騎の将。東甲斐の郡内領主。武田家滅亡の時、勝頼を自領に招いたものの土壇場で裏切った。織田信忠はこれを不忠として処刑した。

Profile

NSC大阪校へ26期生として入学。劇団ひまわりの舞台を観たきっかけで劇団ひまわりの養成所に入り演技の道へ進む。関西の舞台を中心に活動。2011年から1年間カナダ・トロントへの留学経験がある。主な出演作品は、『鬼の臍を蓼酢で喰う』『花子とキメラ』『豊宇兄弟』など。

原 昌胤(はら まさたね)

坂本 三成

Sakamoto Mitsunari

原

原 昌胤

武田二十四将の一人。120騎の将。家老衆。武田家の陣馬奉行。武田家の信濃・西上野・駿河への侵攻に参加し、取次などを務めている。長篠合戦で討死。

Profile

青森県出身で特技は英語と津軽弁。エレン・スチュワート率いる演劇の名門、ニューヨーク・ラママ実験劇場出身。1998年渡米後、『ヘアー』などの演出家トム・オホーガン氏と出会い、演劇キャリアをスタート。『セブン・アゲンスト・シーブス』の主役に抜擢、ヨーロッパ・ツアーを果たす。2003年に帰国し、テレビ・映画・舞台・音楽と活動の幅を広げ活躍中。『ハムレット』『サロメ』『カエサル』『太陽に灼かれて』『昭和残照伝々・悲恋』に出演。映画の主な出演作品は、『MOONLIGHT DINER』『カイジ3』『THE WINDS OF GOD ―KAMIKAZE―』など。

土屋昌続(つちや まさつぐ)

入江ケースケ

Irie Keisuke

土屋

土屋昌続

甲斐武田氏の家臣で譜代家老衆。武田二十四将の一人。100騎の将。信玄の奥近習の一人で、かつて信玄の夜伽を務めた。信玄死去後に殉死しようとしたが、春日弾正の説得を受け、思いとどまった。喪を秘している期間、信玄の遺骸は甲府の自分の屋敷で保管したとも伝わる。長篠合戦で討死。

Profile

俳優のほか、ミュージシャンでもあり殺陣師でもある。殺陣師としては、殺陣劇団剣劇会の俳優兼プロデューサーを務め、ミュージシャンとしては、ロックバンドElectric Dragon Japanのベース&ボーカル担当している。主な出演作品は、『CHAIN/チェイン』『京都カマロ探偵/失踪の男を探せ!』『倉敷物語はちまん』など。

真田信綱(さなだ のぶつな)(喜兵衛の兄)

中井 善朗

Nakai Yoshiro

真田

真田信綱

武田氏信濃先方衆の筆頭。東信濃・小県の国人領主。武田二十四将の一人。真田昌幸の兄。300騎の将。長篠合戦で弟の昌輝と共に討死。豪勇の士であり、「若年より武勇抜群、信玄・勝頼両代のうち、攻城、野戦、その功すこぶる多し」と評されている。

Profile

1986年、兵庫県生まれ。京都養成所時代に千葉真一氏に師事し、殺陣の基礎を学ぶ。映画『アウトレイジ 最終章』『関ケ原』をはじめ、舞台『ミュージカル ズボン船長』『アルトゥロ・ウイの興隆』(大阪劇団協議会プロデュース公演)など、映像・舞台の両分野で活躍。殺陣、ミュージカル、現代劇と幅広いジャンルに対応し、韓国語や歌唱も得意とする。現在はTV番組のMCとしても活動中。

跡部勝資(あとべ かつすけ)

奥井 隆一

Okui Takakazu

跡部

跡部勝資

甲斐武田氏の家臣。300騎の将。『甲陽軍鑑』において勝資は勝頼期の側近である長坂釣閑斎と共に武田家没落の原因となった奸臣として評されており、出頭人である勝資と古参の武断派宿老との対立が武田家滅亡の原因であるとしている。また、長篠合戦において勝資は長坂釣閑と共に勝頼に主戦論を主張し、大敗を招いたとしている。

Profile

1996年のショーカンパニー入団、1997年~1999年は時間泥棒、1999年~2005年に悪魔超人を結成、代表として活躍したのち、2009年自身のプロデュース「CHO‐ZIN(チョージン)」で、主宰として活躍。舞台だけでなく映画やテレビでのドラマ、時代劇などの俳優業のほかラジオパーソナリティとして幅広く活動している。主な出演作品は、『嘘八百 京町ロワイヤル』『鬼の臍を蓼酢で喰う』『最近、よく死んでます』など。

長坂釣閑斎(ながさか ちょうかんさい)

竹下 眞

Takeshita Makoto

長坂

長坂釣閑斎

甲斐国武田氏の家臣で譜代家老衆。早くから勝頼との関係は深かったようであり、信玄没後は、武田信豊、跡部勝資らとともに後を継いだ勝頼に引き続いて重用されたという。長篠合戦において、信玄以来の家臣である山県昌景、内藤昌秀、馬場信春ら宿老たちが敵の陣城・予想外の大兵力を理由に撤退を進言したものを、釣閑斎は攻撃するように進言して武田軍惨敗の原因を作ったという。

Profile

関西を中心に、テレビや映画、舞台の俳優としての仕事のほか、声優やナレーターなど広く活動している。趣味は、映画鑑賞(ジャンルを問わず)、 読書、カフェめぐりのほかドリップコーヒーを淹れることなど多岐にわたる。主な出演作品は、『嘘八百』シリーズ全3作、『水戸黄門』『ミナミの帝王』『11匹のネコ』など。

秋山摂津守(あきやま せっつのかみ)(昌成)

藤木 力

Fujiki Chikara

秋山摂津守

秋山摂津守(昌成)

甲斐武田氏の家臣。武田勝頼の有力側近。諱は昌成。『甲陽軍鑑』によれば、摂津守昌成は織田信長による武田征伐による武田氏滅亡に際して、郡内領主の小山田信茂に同調して勝頼から離反しているが、父の万可斎と共に甲府において織田方の手で処刑されている。

Profile

愛知県長久手市出身。前作『信虎』を始め映画出演は『室町無頼』、『雪の花―ともに在りて―』、『湖の女たち』など。『おむすび』『エール』などテレビ出演も多数。現在はスタジアムMCなど活躍の場を広げている。

織田掃部助(おだ かもんのすけ)(一安)

旭屋 光太郎

Asahiya Kotaro

織田掃部

織田掃部助(一安)

尾張楽田城主・織田寛貞、あるいは尾張日置城主・織田常寛の子とされ、諱は忠寛とも。後年、津田を称した。織田信長に仕え、永禄年間には織田氏の対武田氏外交を担当した。永禄8年(1565)に武田信玄のもとへ派遣され、信長の養女と勝頼との婚姻を取りまとめたとされる。また、信長の庶子・御坊丸(信房)をお艶の方の養子とする縁組も仲介したと伝えられている。掃部は一時信長の勘気を受け、11年間も甲府に滞在し、元亀4年(1573)2月には、掃部の主導により、お艶の方と秋山虎繁の婚姻が成立したという。その結果、御坊丸が人質として甲斐へ送られることとなった。天正3年(1575)の長篠合戦には、織田方として参戦している。翌年、北畠具教が織田信雄に誅殺された後、12月に掃部も田丸城において討ち取られた。

Profile

兵庫県西宮出身。『室町無頼』『燃えよ剣』『大岡越前』『必殺仕事人』など、時代劇の出演も多い。落語、マンガ、空手、野球、殺陣などの特技を持つ。

野盗頭(やとうがしら)

海道力也

Kaidou Rikiya

野盗頭

野盗頭

武田・徳川の小競り合いに乗じて、奥(北)三河や北遠江で残党狩りや略奪を繰り返す集団。その頭は、かつて山家三方衆の一角・奥平氏に仕えた被官で、徳川家中の鳥居家とも密かに関係をもつ。

Profile

兵庫県出身。敵役、悪役を得意とし、シリアスからコミカルまで多様な役柄も演じる。主な出演作品は『MAGGOT』『虹、結』『シサム』『i ai』『BAD LANDS』『花子とキメラ』『大阪カジノ』『最強殺し屋伝説国岡 完全版』『黄龍の村』『ファミリー☆ウォーズ』など。

野盗B・ナレーション

ことぶきつかさ

Kotobuki Tsubasa

Profile

大阪市出身。映画出演は、『プリティヴェイカント』、『キッチンオブドラゴン』など。テレビドラマでは、サンテレビ『湯村天使の吐息』『稲妻ムービーマーケット』などに出演。関西の小劇場を中心に活動中。

[主演]
・楊原京子 :お艶の方(信長の叔母)役
・金児憲史 :秋山虎繁(信友)役

・一色洋平 :武藤喜兵衛(真田昌幸)役
・SHIGETORA :望月信永(武田信繁の子)役

・風吹銀次郎 :馬場信春 役
・萩田博之 :内藤昌秀 役
・大岩主弥 :山県昌景 役
・佐藤俊作 :小山田信茂 役
・入江ケースケ :土屋昌続 役
・坂本三成 :原 昌胤 役
・中井善朗 :真田信綱(昌幸の兄)役

・小堀正博 :武田勝頼 役
・奥井隆一 :跡部勝資 役
・竹下 眞 :長坂釣閑斎 役
・藤木 力 :秋山摂津守(昌成)役

・旭屋光太郎 :織田掃部 役
・JINJIN :片切源七郎 役
・加藤正 :馬場玄蕃 役
・寺川大地 :坂西長門 役
・佃 光 :青木尾張守 役
・赤田 健 :河西肥後守 役
・落合俣八 :初鹿野伝右衛門 役
・佐野忠史 :土屋惣三(昌恒) 役

・海道力也 :野盗頭 役 役
・パラゴンつよし :野盗A 役
・ことぶきつかさ:野盗B 役/ナレーター
・一色航平 :横谷佐助 役
・宇佐美飛龍 :吾妻 透破/野盗C 役
・初鹿裕美 :吾妻 女透破 役
・山崎 遊 :伊奈 透破 役
・ラピス和尚 :馬場家 出家侍 役
・森上愛子 :馬場家 侍女 役
・小林嘩子 :大嶋城 女中A 役
・長田多恵子 :大嶋城 女中B 役
・猪野又健 :本陣 使番 役

・池田 良 :織田信長 役

製作プロダクション

スタッフ

宮下 玄覇

Miyashita Harumasa

制作総指揮・企画・監督・脚本・美術・装飾・編集・キャスティング・時代考証・所作指導

宮下玄覇

Profile

一九七三年生まれ。神奈川県出身。歴史・甲冑・茶道書などを企画・出版する(株)宮帯出版社代表取締役。日本甲冑武具研究保存会評議員。(一財)古田織部美術館館長。古田織部流茶道十三世家元。日本一窓が多い茶室「擁翠亭(十三窓席)」主。武正晴監督『嘘八百』(二〇一八)・『嘘八百 京町ロワイヤル』(二〇二〇)で「古美術監修」「茶道指導」。『信虎』(二〇二一)で「共同監督」「脚本」「美術・装飾」「時代考証」「編集」「キャスティング」「プロデューサー」等を務める。

江川悦子

Egawa Etsuko

特殊メイク・かつら

Profile

米国ロサンゼルス在住中に特殊メイクを学び、『ゴーストバスターズ』などの作品に参加。一九八六年帰国後、メイクアップディメンションズを設立、現在に至る。映画の代表作に『清須会議』『利休にたずねよ』『キネマの神様』『マスカレード・ナイト』『火喰鳥を、喰う』『もしも徳川家康が総理大臣になったら』『身代わり忠臣蔵』『首』『月』など、NHK大河ドラマでは『軍師官兵衛』『麒麟がくる』『鎌倉殿の13人』『どうする家康』『光る君へ』『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』などがある。

高嵜光代

Takasaki Mituyo

メイク

高嵜光代

Profile

時代劇に特化したスタイリング、ウィッグデザイン、特殊メイクを手がけるメイクアップアーティスト・ヘアスタイリスト。 これまでに『たそがれ清兵衛』(山田洋次監督)、『嗤う伊右衛門』(蜷川幸雄監督)、『花よりもなほ』(是枝裕和監督)、『沈黙―サイレンス―』(マーティン・スコセッシ監督)、『BALLAD 名もなき恋のうた』(山崎貴監督)、『燃えよ剣』(原田眞人監督)、『HOKUSAI』(橋本一監督)などの作品に参加。 『SHOGUN 将軍』ではジャパニーズヘアー・スーパーバイザーとしてヘアメイクを担当。2019年に米アカデミーメンバーとなり、2025年に「第10回ハリウッド・ビューティー・アワード」功労賞を受賞。

広田公(HIRO―ON)

Hirota Ko

音楽

広田公

Profile

青森県出身。音楽クリエーター(作曲/編曲)動物愛好家。映像用音楽を中心に活動し、テーマパーク・TV番組・舞台作品も手がける。近作に映画「明日、キミのいない世界で」アニメ「A MILLION HORIZONS」などがある。音響だけでなく音楽自体によって空間性を表現する「空間音楽」を創作プロデュース。和の音楽では和の音階に基づく独自のスケールとハーモニーを考え創作している。

藍河兼一

Aikawa Kenichi

撮影

藍河兼一

Profile

造形大学の映像科卒業後、地元金沢市の映像制作会社にカメラマンとして勤務。制作会社で培った技術と経験で、インディペンデントの短篇映画、MV、ドキュメンタリーなど幅広く制作。映画『TOKYOてやんでぃ』で撮影監督デビュー。主な作品として、『こんな事があった』(編集)、『Single8』(撮影監督)がある。技術セミナーなどの講師も務める。著書に『動画でわかるカット割りの教科書』がある。

梅只さつき

Umetada Satsuki

衣裳

Profile

東京下町出身、京都精華大学卒業。東映京都撮影所塗装部を経て二〇〇六年同衣裳部へ。東映京都制作の時代劇・現代劇・特撮作品、花魁道中や時代行列などのイベント、NHK歴史再現ものやCM、MV、IP企画など幅広く参加。主な担当映画は『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』『ホームレス中学生』『漆黒天』『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th Anniversary』『シサム』他。

丹 雄二

Tan Yuji

音響効果・整音

Profile

一九六三年生まれ。札幌市出身。東洋音響で佐々木英世、帆苅幸雄に師事する。本編:大河原孝夫監督、特撮:川北紘一監督『ゴジラvsモスラ』、同『ゴジラvsメカゴジラ』、桑田佳祐監督『稲村ジェーン』などの助手。三一歳で独立しフリーとなる。黒沢 清監督『CURE』、及川 中監督『富江』、中江裕司監督『ナビィの恋』、二〇一五年から録音と音響効果を兼ね、ハン・サンヒ監督『絶壁の上のトランペット』、柳 明菜監督『いなくなれ、群青』、錦織良成監督『高津川』、山田佳奈監督『タイトル、拒絶』、松浦弥太郎監督『場所はいつも旅先だった』、仁同正明監督『コーポ・ア・コーポ』、園村健介監督『BAD CITY』などを担当。

○制作総指揮・企画・監督・脚本・美術・装飾・
 編集・キャスティング・時代考証・所作指導:宮下玄覇

〇企画:武田ゆみ・宮下玄覇
○プロデューサー:宮下玄覇・赤松 亮
○撮影:藍河兼一
○照明:植田哲成
○録音:北嶋世輝
○音響効果・整音:丹 雄二
○音楽:広田 公
○衣裳:梅只さつき
○特殊メイク・かつらスーパーバイザー:江川悦子
○メイク:高嵜光代
○特殊メイク:平瀬絵美
○VFX:大石泰司
○カラーグレーディング:稲川実希
○殺陣:宇佐美飛龍
○馬術指導:磯部育実
○撮影助手:宮崎裕也・一村龍佑 ほか
○助監督・制作主任:鬼村悠希
○プロデューサー応援:神威杏次・平木慎司
○プロダクション統括:落合 毅
○宣伝協力:ミスター武士道

後 援

武田神社・乾徳山 恵林寺・瑞巌山 円光院・信玄公宝物館
新城市・恵那市・韮崎市・大月市
一般社団法人 伊那市観光協会・公益財団法人 京都市芸術文化協会・春近五人衆 井上井月研究会
山梨日日新聞社・京都新聞・信濃毎日新聞社・南信州新聞・長野日報社・市民タイムス
山梨放送・テレビ山梨・KBS京都・NBS長野放送・長野朝日放送
上毛新聞社・ラジオf(富士コミュニティFM放送)